【キリマンジャロ①】アフリカ最高峰キリマンジャロ! マラングルートからスタート

今回、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに挑戦する、5泊6日の海外登山です!

個人的には、エベレストやモンブランに並んで有名な海外の山かなと思いますが、私が登山をはじめてから、いつか登りたいと思っていた憧れの山です。

今回は、成田空港からカタールのドーハで乗り継ぎ、キリマンジャロ国際空港へ。

行きのフライト時間は、乗り継ぎの時間を除いて24時間40分もかかり、ようやくキリマンジャロ国際空港へ到着。

キリマンジャロ国際空港内では、写真を撮ると拘束されてしまうケースがあるとのことで、そこでは写真を撮らずに、マラングゲートからの記録となります。

一般の方でも登れる山の中では最も高いと言われるキリマンジャロ、少しでも興味がある方、アフリカの山の風景を見たい方、自然が好きな方のお役に立てれば幸いです!

目次

登山データ

活動時期時間歩行距離累積標高コース定数
2024年1月19日(5Days)41時間52分67.7km4,720m125

マラングゲートから出発

1月19日の10時13分、キリマンジャロのマラングゲート手前です。

正面方向に三角の建物がいろいろありますが、公園の管理事務所や、ちょっとしたお土産屋、トイレなどが並んでいます。

キリマンジャロは、ガイド無しで登ることができないので、マラングルートの場合は大体この場所でガイドさんやポーターさんと合流します。

公園の管理事務所です。登山の前に、ガイドさんと一緒にここで手続きをしてから登ります。

紙に名前、パスポート番号、国籍、予定登山日数などを記載しますが、ガイドの名前を書く欄もあるので、そこはガイドさん自身が記載します。

10時45分、ここがマラングルートの出発地点のゲートです。

記念写真をガイドさんと撮影したのち、意気揚々とスタート!

ゲートに入った直後は、こんな風に緑が生い茂る平坦な登山道という感じです。

この時点では標高が2,000メートルにも満たないうえに、日差しが割ときついのでダイレクトに暑さを感じます。

登山中は、ポーターさんが荷物を運んでくれます。上に乗っけている緑色の袋の中に、私が預けた荷物が入っています。ガイドさんは、まだゲートでやることがあるそうで、後から追いかけてきます。

最初のうちは、こういった水場が何か所か見受けられます。

この時間、登山中は私たちのほかに誰もいなかったので、水の音が遠くからも響いて聞こえてきます。

マンダラハットまで、あと7.23キロメートル。道中はこのような看板が随所に配置されています。

正直勾配は全然急ではなく、平坦に近い感覚なので全然苦痛じゃありません。

こんな感じの道がずっと続いている感じで、楽ですが登っている感覚が全然ないので、逆に不安になってきます。

もう少しだけ歩いたら、最初の休憩ポイントが待っているのでノンストップで先に進んでいきます。

12時17分、お昼の休憩ポイントです。すでに何組かのグループが休憩していますが、テーブルは10個ほど置いてあるので、場所には余裕があります。

お皿のうえに、お昼が運ばれてきました。みずみずしいトマトとグレープフルーツ、バナナと、パンのような何か、そして揚げ物が2種類とマンゴージュースです。

私はあまり多くの量を食べられないので、このくらいが丁度いいなと思っていましたが、今日のディナー以降は量がものすごく多くなっていきます。

昼休憩ポイントからマンダラハットまで

12時40分、昼休憩ポイントを出発します。

さっきまではピーカンに晴れていたのですが、少しずつ雲が出てきて、怪しくなってきました。

まだまだ樹林帯を進んでいきます。

すると、木々のガサガサという音が聞こえたので、音のする方を見てみます。すると・・・

黒い猿が木々を素早く移動しているのが見えました。

カメラを精一杯ズームしてみますが、こちらに気付いて高いところに逃げていきました。

マンダラハットはもうすぐですが、ゲートからずっとこんな感じで、登っているのかいないのか分からないぐらいの勾配を進んでいきます。

空模様は更に悪くなっていき、間違いなく雨が降るであろう感じになってきました。

マンダラハット到着

14時13分、マンダラハット到着です。

全然登っている気がしなかったのですが、すでに標高2,700メートルあります。

これがマンダラハットの受付です。ガイドさんが受付に行って手続きしてくれたので、私は特になにもせずに待っているだけです。

マンダラハットはこんな感じで、比較的小ぢんまりとしています。

ガイドさんやポーターさんが荷物を運んだり、物資を搬入したりと、手際よく動いていただけています。

部屋はこんな感じで、4人が寝ることができます。

掛布団はないので、シュラフが必須です。居心地は結構いいですが、外の音は普通に聞こえるので、寝るときは耳栓があったほうが良いかもしれません。

ダイニングに来て、と言われたので行ってみると、ポーターさんがポップコーンを持ってきてくれました。なかなかのボリュームで、全部食べるのは割と大変ですが、味は文句のつけようがないほど美味しく、手が止まりません。

ダイニングはこんな感じで、グループごと、テーブルにバンダナが敷かれています。

ここでは、充電ができるスペースもありました。

先ほどまで少し雪交じりの雨がドカドカ降っていましたが、夕方には晴れていました。

キリマンジャロは1~2月と9月が天候が安定して登りやすい季節ですが、今年は異常気象で雨が連日降り続いているようです。

この日はゲートから出発し、樹林帯をひたすら歩いてきましたが、かなり歩きやすい印象で、ここまでは何の問題もなく登ってこれました。

ガイドさんも陽気に話しかけてくれて、全く退屈することなく登ってこれたうえに、ポーターさんが重い荷物を運んでくれたので、楽に登ることができました。

明日はホロンボハットまで向かいます。そのあたりから徐々に高山病に対して警戒をしないといけないので、ポレポレ(ゆっくり)進んでいくことを意識する必要があります。

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